2-A14 VRにおける立体図形問題用作図ツールの提案
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2-A14 VRにおける立体図形問題用作図ツールの提案
斎藤 瞬矢(明治大学),三武 裕玄(明治大学)
立体図形問題を解く際,二次元の紙面に三次元の図形を描くという従来の方法は多くの困難を伴う.描かれた図形は1つの視点からしか見ることができず,空間的な理解が妨げられることが多い.この制約は特に教育現場において,生徒が図形を直感的に理解する際の大きな障壁となっている.本研究では,Virtual Reality(VR)で立体的な作図を行うことができるシステムを作成した.本研究の目的は,VRを用いて立体図形問題における視覚的補助を提供し,理解度の向上を図ることである.また,VR空間を利用し複数人で立体図形を共有できるため,教師が生徒に図形を教える場面での円滑なコミュニケーションを促進することを重視している.